こんにちは。ウメです。
いきなりセンセーショナルな題名ですが、このまんまです。
あなたの周りにも1人か2人はいると思いますが、私の周りにも代々続く名家の出身だったり、経営者やいわゆる高所得の所へお嫁にいった知人が数人・・・います。
いわゆる富裕層ですね。
そして、友人にもお金に不自由しない子供時代を送った友人もいます。
しかし、それが永遠に続くかというと…そうではなく逆転が起こることがあります。
40代、50代になったら本気で考えよう。老後貧乏から抜け出すには
余りあるほどの財産があれば、将来は安定。仕事を無くしたとしても、働かなくても何とかやっていける。そう思う人は多いと思います。実際、お金持ちと呼ばれる家に育った場合、私などでは分かりえない多くの財産を持っていたりします。
しかし、40代、50代になっても親のお金を当てにしていると大変な目に合うことがあります。しかも、悲しいかな、習慣ってなかなか変えられないのです。
では、なぜ、逆転が起こるのか、そこは今までの生活習慣が関わってきています。
親から多くの支援を受けて育った子供は、それが当たり前と考えるようになります。20代後半まで仕事をしながら親の実家で生活。そこでは、炊事、洗濯などは母親が世話をしてくれる。
自分のお給料は、服・バッグ・旅行に消えていく。実家が資産家であればあるほど貯金の意識も低い。
また、親も子供可愛さにあれやこれやと世話を焼いてくれます。
しかし・・・です。
その子供が自分で生活できるスタイルを持てれば親の援助は長くても20代後半まで。
でも、援助が続いた場合どうなるでしょうか?
子供可愛さに援助を続けると…老後破綻が待っている
親も60代70代になると年金と貯金で生活する暮らしとなります。それでも変わらず援助出来ているうちはいい。しかし、親が要介護状態になったらどうでしょうか?
親の資産を当てにしていて、親の介護となると貯金が底をついていた…。というショッキングな事もあります。また、介護や入院となると多くの見えないお金が出ていきます。
見えないお金とは、入院や介護に使う介護用品、おむつ(市町村によって一部支給アリ)、衣類、食費、光熱費など。
つまり、入院費や介護費用施設のお金以外に支出があるという事です。
そこをきちんと考えずにお金を使ってしまうと、老後破綻という形になってしまうのです。
甘やかして育てられた子が40代50代になって、いきなり質素な生活にするというのは無理があります。
そして、そのマイナス分は子供に降りかかってきます。そうなった時にお金に不自由しなかったはずなのに、資金ぶりに困るという事になってします。
こんなはずじゃなかった。そういう事になるのです。
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なぜ、習慣はなかなか変えられないのか?富裕層だったはずの彼女は「お金が無い」が口癖に
私の知人にお金に無頓着だった子がいます。若い時からお給料は全て自分のもの。貯金はあまりせず、欲しいものは親におねだり。
お金に不自由することなく、一人暮らしもほんのちょっと経験するだけ。
収入も良かったのですが、独身時代は貯金なし。
お金に困り自炊も嫌いな彼女は実家から会社へ通うことに。
そして、お金のやりくりをしらないまま会社を経営している方とゴールイン。お金に不自由なく暮らしているかとおもいきや。
「うちは、お金が無いの」
ぼそっと吐露したのです。収入だって多いし旦那さんは将来会社を継ぐ予定。当然、収入も右肩上がりと誰もが思います。
しかし、彼女の話を聞いていると
お金ないだろうな、貯金すくないだろうな。と容易に想像がついてしまいます。
それは、なぜか?
彼女の家を見ても、物を見てもすぐに分かります。
私が感じたお金持ちなのに貯金が出来ない理由を上げてみます。
収入が多いのに貯金が出来ない人の特徴
一般的なサラリーマン年収は400万円から500万。それをゆうに超えているはずなのに貯金が出来ない。その特徴について私なりの考えを上げてみます。
- 物が多い。
- 外食が多い。
- 満足いく買い物や旅行をしていない。
- 衝動買いも多い。
- 家事や掃除が嫌い。
- すぐ人にごちそうする。
- 外出が多い。
- すべてにおいて良いもの好き
- 趣味にお金がかかる
- コレクションが好き
一見、ごく普通に思えます。物が多いのも、衝動買いが多いというのもそこまで問題があるようにみえません。
しかし、その額は私からすると大きな額なのです。そして、節約しているはずと思っている彼女は、かなり無駄な支出が多いという点に気づいていません。
外食はファミレスだし、と言っても何度も続けばかなりの金額になります。もちろん、外出するたびに外食をしていると1か月数万円のお金が飛んでいきます。
また、料理が嫌いだとお惣菜を買う事も多くなります。他にも食材にこだわってみたり、一つ一つがちょっと普通より高いのです。それでも年単位にすると大きな支出となっています。
物が多いというのも支出が多いということとつながります。また、「節約」意識の為か100円ショップの物もあるのですが、結局飽きて使わなくなっています。満足度が低い買い物も、支出を増やす原因です。
また、経営者のお嫁さんだから・・・という肩書もあるのか、人におごったりすることも多い。無理なら無理のない範囲でごちそうしたり、お祝いを渡せばいいと思うのですが、お祝いも高額。そして「お金が無い」というのです。変にプライドを持たない方がお金の支出を減らすことが出来ます。
子供の洋服もしかりです。すぐに大きくなるのに洋服の枚数が多く、ブランド物も多い。でも、ファストファッションだって十分可愛い。だって、小さい子供は何を着ても可愛いのです。
習い事や塾にお金をかけすぎるのも支出が増える原因になっています。
富裕層は一見お金にゆとりがあるようにみえる、が、目に見えない支出も多い
富裕層にもよると思いますが、交際費にお金がかかる方が多いようにお見受けいたします。
お祝い事のお金を包む時もそれなりの金額だったりします。お付き合いと称し、接待ゴルフや食事もある。
そういった見えない支出が会社の経費以外から出る場合、収入が多くても支出が嵩むという実態があるのです。だからこそ、細やかな家計管理をしなければあっという間に火の車になってしまいます。
そして、その額も大きくなるために、気づけばこんなはずじゃなかったとなるのです。
【脱、貧乏】お金に困らないためにする事3つ
それでは、今から本気でお金に困らないためにどうしたらいいのでしょうか?
私は3つの事をすればお金の使い方が随分と変わると思います。
子供にお金の教育をする。贅沢をさせすぎず、自立を促す。
まず、負の連鎖を断ち切らなければいけません。子供にも贅沢をさせすぎず、お金の管理を教えます。お小遣い制にして、出来るだけ欲しいものは自分のお小遣いの範囲で買わせます。また、身の回りの事を親が世話を焼きすぎない。適度にお手伝いをしてもらいます。
ギクッとしました?私もお金の教育をしなくて失敗しました。今は、教育している最中です。
親の家を掃除する。実家に行ったら料理を作る。
親の家を掃除してみると、色んな事が分かります。お金をもらうのではなく家を掃除してみて下さい。随分長い間、同じフライパンを使っていたり、偏った食事を取っていないでしょうか?実家に行ったら是非食事を作ってあげて欲しいと思います。
ゆっくりお茶を飲むのも親孝行です。しかし、家を掃除したり料理を作ってみると色んな事が見えてきます。
私は、実家に行って掃除をすると物を捨てたくて仕方がありません。そこは我慢していますが、無駄遣いを止めたり、高額な物を買っていないかそれとなくチェックだって出来ます。
高齢者を狙った悪質な犯罪が多く、高額な物を売りつける業者もいるようです。そうなる前に定期的にチェックをしてみて下さい。また掃除や料理を作る事で、私達自身の心も整います。
親の健康状態もなんとなく分かってきます。
そして、親の経済状況にも気を配る事が出来ます。
何より、親から自立し親をサポートすることが出来ます。
そう、親に依存していた自分自身と決別し、習慣を少しずつ変えるのです。
家計簿をつける
何より大切にしているのがコレ。貯められない時期を乗り越えられたのは、20年以上家計簿を付けたから。
ちょこっとした買い物が高額な支出だったり、必要ない物を買い過ぎていたりすることがあります。
そこに気が付いたのは家計簿のお陰です。自分の無駄遣いのバロメーターにもなります。
家計簿をつけるといいことづくめです。
まとめ
子供の為を思えばこそ、親は甘やかしすぎてはいけないし、お金の管理を早くから教えないといけないと考えます。また、自分自身も、親に依存せず自立することで親自身の老後破綻を防ぐことが出来るのです。
確かにお金がある家に生まれると一見幸福です。しかし、長い目で見ると後々苦労する事も出てきます。
お金がある家に生まれるとお金の使い方もその家の使い方に染まってしまう事があります。
しかし、親と子はやはり収入も支出も違うのです。
そこをわきまえる必要もあります。
そして、富裕層は富裕層ならではのプレッシャーがあるのです。
決して、お金がある事が幸せなのではなく、お金を上手く持ち続ける事が必要です。
お金に依存しないよう、親に依存しすぎないように自立していく必要があります。
せっかくお金があるのならば、長く持ち続けるために習慣を変える事が何より幸せの近道だとます。
そして、収入が低い、収入が高いにかかわらず、努力しなければ貯金が出来ないということに気づきます。
そう、貯金が出来ないと嘆く前に貯金が出来るための努力を1歩ずつする必要があるのですよね。
私も、それを心に刻み貯金していきたいと思います。
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