こんにちは。ウメです。
「貧困」この言葉を聞いてどう思いますか?豊かな国、日本でも貧困はおこっています。そして、シングルマザーのおよそ8割が貧困との衝撃的なデータがあります。
かくいう私もシングルマザー。
家計はけっして楽ではありません。どん底も経験し、お金のない不安や底知れぬ恐怖と向き合った時期もありました。就職し、社会に出たころ、自分がお金の不安を持つなんて思ってもいませんでした。しかし、気が付かないうちに収入と支出のバランスが保てなくなり、一時は1年間でほとんど貯金が出来ない年もありました。
そんな私が、どん底から貯金800万までに至った経緯とは。
子供を貧困から守る。シングルマザーの節約術
最初にまず、私のデータを。
☑会社員で正社員。これといった特技なし。
☑40代 昇給の見込みなし。
☑年収は450万。手取りは平均23万。住宅ローン35年。
☑子供は中学生1人。
非正規の方が多い中で、恵まれているとは思いますが、子供が大きくなるにつれて教育費がかかります。実際、被服費や娯楽費は少なくなっているのに、教育費は年々増えてきてます。
私の収入ですと、母子家庭の公的手当はもらえません。養育費も何度も止められ、満額もらっていません。
こんな私ですが、ぜいたくをしなければなんとか貯金ができるようになりました。数年かけ、私が貯金ができるようになった方法をお伝えします。
もともと、お金があれば使うタイプ。見栄っ張りで服やバッグにお金をかけていました。レジャーや外食も大好き。旅行だって大好きです。
しかし、シングルマザーになり自分のことより子供の事を考えるようになりました。自由だった独身時代とは変わり、子供にとって快適な衣・食・住をを整えてあげたい。そう思う気持が芽生えました。
当時、その気持ちと実際の家計はちぐはぐで上手く貯金できないことが多く何度も挫折しそうになりました。
しかし、貯金できるようになったのは、支出の徹底管理です。決して難しい事ではなく、項目毎に金額を出しました。
初めに予算を作ったのです。
もうお分かりかと思いますが、結局家計簿をしっかりとつけて、予算内で生活をする。それだけです。私の場合は袋分けをしています。使う予算を袋に分けその中から使うようにするのです。
予算を守ろうとするだけで支出は減ります。
次に固定費などの見直しです。詳しくはあとから述べますが、携帯や保険を見直しました。住宅ローンも同じ銀行で借り換えを行いました。
面倒ですが一度行ってしまうとほんと楽です。
後は引き落とされるだけです。
それでは、具体的にご紹介します。
貯金術 その1 通信費・保険はお金をかけすぎない
大事なのは、毎月引き落とされる固定費です。携帯電話はもちろん格安スマホ。これで月2000円程度です。最近プランを変更したので、さらに安くなる予定です。
保険はシングルのためすこし手厚くしています。それでも月8000円です。
固定費は、削減しようと思えばいくらでも削減できます。とりあえず格安スマホにするだけで随分支出が減るものです。以前はドコモで月1万かかっていましたから、これで8000円の黒字です。スマホの機種も高い物は必要ないし、ギガ数も沢山はいりません。
貯金術 その2 服や化粧品にお金をかけない
以前は服や化粧品にお金をかけていました。しかし、化粧品はほとんど買いません。メイクはドラッグストアのCANMAKEなどのプチプラで。肌断食も一時していましたが、今はお休みしています。ファンデーションはちょっといいものを使っています。
化粧品は夜は保湿のクリームのみ。朝は化粧水だけ。これも大容量のものをかうので、減りません。
白髪染めは基本自宅で。自分で染めると美容室費もかかりません。また、安いと頻回に染められるのもメリットです。
化粧日、実は貯められないときは月に2万くらいかかっていました。化粧品や衣服費って「これじゃないとだめ」と思っていることがあります。
ですが、いざコスパのいい化粧品に変えても問題ないという事が分かりました。
安い物から高い物へ買い替えるのは抵抗ないのに、安いものにかえようとするとかなり抵抗感があります。
そういう時は、目標を思い出して、一つずつ変えていくと上手くいきます。
私は化粧品いっぱい使っている⇒クリームを減らす⇒メイクを少しずつプチプラ
といった順序で変えていきました。
服に関しては、ワンシーズン10~15着ですごしています。できるだけ、オールシーズン着れる服を選ぶのも一つ。それだけ、服を着る期間が長いと新しく買う必要も少なくなります。
流行りを追わず、定番を着るのも大事。定番だと飽きることもありますが、変に似合わないこともありません。また、いろんな服と組み合わせ買いしやすいです。
色は、いろんな色に挑戦せず、好きな色とそれに合う色を合わせます。テイストが合うといろんな服と組み合わせがしやすいのです。服が少ないので、着回しがきかないと面白くない。それゆえ、テイスト合わせてコーディネートを楽しみます。基本、似たような格好になります。でも好きな格好なのでクローゼットは好きな洋服だらけです。
バッグや靴も同じ。
定番を長く使えば沢山持つ必要もありません。
クローゼットもすっきりしますし、お金も貯まるようになりました。
でも、昔はバッグも靴も沢山持っていたんです。
全く使っていなかったものは手放しました。
今は服・バッグ・靴にかかるお金は年10万円もいきません。服を買う月もあれば、数か月買わないことあります。
私の少ない服はこちら
貯金術 その3 車は持たない
一番お金がかかるのが車。年に数十万かかります。駐車場、ガソリン、保険、車検代。
これが年間0になるのはとても大きなメリットです。車を持たなくても公共交通機関を利用すればよいですし、近くなら自転車でもいい。今はレンタカーもありますし、必要な時だけ借りる方が、ずっとコスパがいいんです。
できるだけ、公共交通機関の使えるところに住むのも大事。車を持たないだけで、年数十万うきますよ。これを貯金に回さない手はありません。
例えば、年間車に80万。かかるとします。1年で80万でもそれを貯金に回すとすると、十年で800万。20年で1600万貯金が可能になります。これって、大きいですよね。
タクシーに乗れば1000円かかるとします。1か月に2回乗って、2000円。1年でも24000円です。もちろん、保険も駐車場も車検もかかりません。
バスだと・・・もっと安いですね。
貯金術 その4 外食は極力控える。自炊は強い
意外とかかるのが、食費です。外食は楽ですが、お金がかかります。たとえ、ファミレスでも頻回に外食をすると数万円なんてすぐです。
自炊は大変です。私も「今日は作りたくないな」なんて日がしょっちゅうあります。そんなときは、簡単にできる時短メニューに頼ります。自炊をすると、お弁当の材料にもなります。お金も外食に比べてずっと少ないので、自炊をするだけで節約できます。コロナ渦で外食はせず、テイクアウトになりました。
子供がマック好きで、マックも週末に食べると結構かさむんですよね。
以前は、我慢ばかりもきついですので、月に数回は外食の日を作っていました。そういう日は行きたかったお店にいきます。その方が満足度も高いです。
自炊が苦手な方もクックパットなどを利用すれば簡単においしく作れます。自炊は慣れると時間も早く簡単に作れるようになります。
貯金術 その5 お金のかかる趣味は持たない
ついついかけてしまいたくなるもの。それは趣味。ですが、お金をかけなくても楽しむことはできます。趣味にお金をかけるときりがありません。
私は旅行が好きなのですが、年に1回と決めて、その時はぜいたくに使います。それ以外は毎日質素です。コレクターやいろんな習い事をしてみたい気持ちもありますが、それはもっと経済的に余裕が出来たら。と思っています。
例えば、今は習い事もネットで見ると分かりやすく教えてくれるものもあります。無料のものも沢山ありますので、こういうものを利用しています。
ほんと、便利です。
節約術 その6 貯金で成功した節約主婦の真似をする
私はお金が全然貯められないとき、最初にしたのが主婦雑誌を読むことでした。年100万貯める特集なんか、飛びついて買っていましたね。それ以外も節約ブログや節約の本を読み漁っていた時期がありました。
そして、その中で自分がいいと思うものをとことん真似しました。とにかく、必死でしたから。
真似てみると自分に合う節約、合わない節約というのが分かってきます。まずはチャレンジ。そして、その中から自分に出来るものを選ぶ。これが節約術につながりました。
お金が全然貯められないとき、苦しいときは誰にでもあるものだと本を読んで知りました。そこを乗り越えられると貯金ができる道が開けてきます。賢者に学ぶのが正しいと思います。
節約術 その7 家計簿は最高
私が長年続けている家計簿は、自分の浪費癖を押さえてくれるものとなっています。
ずぼらで面倒なことは嫌いですが、家計簿は続いています。
私は家計簿は貯金を殖やすうえで最強のものだと思っています。
家計簿を項目ごとにつけると、自分が何にお金をかけているかすぐに分かります。
自分の浪費癖がよくわかるのです。
以前の私は、おこづかい、化粧品、衣服費。これらにお金をかけていました。
自分では節約するつもりになっていても、それ以上の買い物をしているわけです。そういう自分の悪いところが家計簿ですぐに分かります。
家計簿は、人に見せる必要はありません。あくまで自分の日記と思ってつけています。きれいに書く必要もなければ、まとめる必要もありません。ただ、自分のお金の使い方をみなおすために家計簿はあればいいのです。
苦しみはかならず乗り越えられると信じて頑張ろう
シングルマザーでも、年収はそれぞれです。かならずしも同じような環境ではないことも承知しています。それでも、1歩前に進むことが必要です。お金がないというのは本当に不安です。私は貯金ができるようになりましたが、決して不安がないわけではありません。コロナ渦でボーナスがカットされないか、ほんと心配です。先行きがみえないって怖いです。
しかし、お金の不安ってゼロにはならないと思うのです。教育費は、これからお金がかかる時期になります。老後の貯金だって貯めていかなければなりません。
シングルマザーだからこそ、自分が強くなり子供を守れることが大事です。
お金がないと不安ですが、お金があるといろんな可能性が見えてきます。ただでさえ不安なシングルマザー。私達は昨日より自立していかなければなりません。そのためには、できることを一つ一つ行っていくしかない。
苦しくてつらいときも、明日が不安な時も、仕事を辞めたくなる日もあります。そんな時、救ってくれたのが子供の笑顔でした。
この笑顔を守り続けられるよう、小さな前進をし続けていきたい。そして、シングルマザーは一人じゃないんだよ。同じ境遇の人はたくさんいて、あなたを応援しているよ。とお伝えしたい。そう思っています。
ウメでした。