こんにちは。ウメです。
毎年、年ばかり取っていきますが、知らぬうちにキャリアも積み重ねられていきます。
会社では新人ではなく、どんどんベテランの域になります。
そうなると、頭でっかちでプライドも高くなる事ってありますよね。
今日は、プライドを捨てたいのに、素直になりたいのに。上手く立ち回れない不器用なあなたへの処方箋です。
思い切って手放してOK。そんなプライド捨ててしまおう
例えば、長年同じ仕事をしていたり、役職などにつくと、どうしても、自分より下の職員に対して、素直になれないという事があると思います。
それ以外にも、自分の部下が昇進した場合、自分より年下の上司が突然現れた場合、「やってられない」と退職を選ぶ場合が出てきます。
または、自分が悪いと思っていない事、悪いと思っているけど、嫌いな相手からの指摘を受けた場合・・・素直に謝るって難しい。頭下げるくらいなら辞めてやるー!
でも、ちょっと待って!その決断、感情的になっていませんか?
人生は分からない。本当に出世が幸せか?
一見すると、何もかも手に入れたように見える出世。しかし、長い目でみるとそれが幸せかどうかは、ふたを開けてみないと分かりません。
私の会社も異例の出世をする方がいる一方で、役職、上司という立場に立って数年して、退職される方も多く目にしてきました。
例え、会社で出世したとしても、上を見ればきりがない。そして、経営者でない限り、「雇われている」という事には変わりない。
あなたが、ムカついているあの上司、または、部下だった職員がある日突然、自分の上司になり、威張りだしたら…。
確か、宝くじCMで、妻夫木聡さんと柳葉敏郎さん演じる会社員が、上司だったのに、突然部下が自分の上司になったり、またまた、上司になったりというストーリーがありますが、あれは、本当にリアルにある事です。
そうすると、感情的に「あいつ、急に上司になったら威張りだして。」という感情が湧くのは当然です。ああいった状態になれば、確かに辞めたくはなりますね。
でも、その上司もまた、上からのプレッシャーや評価を気にしてビクビクしているのかもしれませんよ。
まず、ここで、出世することのデメリットを考えてみましょう。
1常に模範でいないといけないという意識があり、仕事を楽しめなくなる
2人からの目を以前より気にするようになる→常にストレスがつきまとう
3家族との時間が取れなくなる→家族からの不満が出てくる
4残業が増える→体も疲れやすくなる
5周りから一目置かれるが、ビビられもする。
6孤独になりやすい
「高い山に昇れば景色は良いが、孤独だ」とよく思う事があります。
上に上がれば上がるほど、景色はよくなりますが、それと同時に孤独になります。部下は「ハイハイ」という事を聞いているかもしれませんが、仲が良いということとは違います。
周りに一目置かれるかもしれませんが、ビビられもします。そして、どんどん、人に頼ったりできなくなり、仕事は増えていくのです。
プライドを捨てる方法
もしあなたが、職場の人事や傷つくことがあって、感情的に仕事を辞めてしまおうと思っている前に、ちょっと立ち止まってみて下さい。
その感情、プライドが邪魔しているのかもしれません。
プライドは多少なりとも持っていた方がいいと思いますが、高すぎると人生が崩壊します。
その為、プライドが高いのかも?と思ったら、プライドを捨てる練習をしてみましょう。
部下や年下から教えをこう
部下や年下だからといって、あなたが「教える」立場にいないといけないわけではありません。知らない事は素直に教えてもらえばいいのです。
あなたがどんなに経験が豊富でも、部下が知っている事だって沢山ある。例えば、SNSの使い方や、パソコンの操作方法なんて、若い人の方が圧倒的に知識があります。
自分で1から学ぶより、教えてもらった方がずっと効率が良いことだってあります。
嫌だと思っている人にあえて、話しかけてみる。冗談を言う
まぁ、これは難易度が高いですが、あえて、やってみると、案外自分に自信が持てます。
そんなことしたくない!嫌な相手に媚びを売るようで自分が負けたみたい。という気持ちも分かります。
しかし、媚びを売るのではなく、「あなたが歩み寄ってあげる」のです。歩み寄ってあげるのはあなたですから、あなたが上に立つ気持ちでやればいいのです。
相手の為にやるのではありません。あなたのプライドを捨てる練習だと思って、あなたの為にやればいいのです。
素直に謝る
謝るという事は、難しい事ではありません。ただ、プライドが高い場合には難しい場合もあります。
相手にもよるのだと思うのですが、相手との関係がいいと謝りやすいですが、関係の悪い相手には謝りにくいものです。
しかし、自分が悪いと思うときは、関係性の悪い相手にも素直に謝りましょう。
やれば、意外にすっきりとするものです。
謝って、さらに何か言われるようなことがあっても、心配しなくて大丈夫です。
生きていれば立ち直れます。もし、不安で謝れない、いい訳をしてしまうときには、
「最悪の事態を想定し、それを受け入れる」事が大切です。「この状況が起こす最悪の結果は何か?」と考え、もし「首になる」という事が最悪であれば、首になる事を覚悟します。そして、それを受け入れると心が落ち着きます。
そうなると、謝って、それから自分はどうしたらいいのか?
という事を冷静に考えられるようになるのです。謝れないのは防衛規制が働くから。自分の保身が気になるからです。
でも、最悪の状況を受け入れてしまえば、後は楽になります。そして、失敗のあとの対応が早ければ最悪のケースは防げます。
もっと大きな世界があるという事を知る 違う視点から物を見る
例えば、部署内の人事などで、部下だった人が上司になり、威張りだしたら誰だってカチンときます。しかし、小さな部署内で上下関係を争っても所詮は、小さな世界なのです。世の中には、仕事ができる若者が沢山います。
世に出れば、年収数億というようなとんでもない年収をもらうような若者だっています。そう考えると、小さな世界で「誰が上だ、誰が下だ。」と争っていても本当につまらない事だと気がつきます。
世界に出れば、自分という立場はもっと小さくて弱いもの。ならば、今あるプライドも本当はちっぽけな物なのかもしれない。小さなことで悩んでいるのかもしれないと考えられるようになります。
周りにお願いする。頼んでみる。または、出来ない自分をさらけ出す
頼み方は、「これやっといてね。」という言い方ではなく、「これ、出来ないから助けてくれない?」と丁寧に頼みましょう。
あなたが出来ない事を全て抱えるのではなく、周りの人にお願いする。頼んでみれば、本当に沢山の人が助けてくれるという事に気が付きます。そうすると、周りに感謝する気持ちが自然と湧くようになってきます。
自分が全てを背負うとすると結局無理が来る。それよりは、自分が出来ない事を隠さず伝えれば、周りは助けてくれるものです。
そして、弱みを見せる事は決して悪い事ではないのです。
プライドを捨てよう。こんなに幸せになる
今、プライドが邪魔して人間関係が上手くいかない、ストレスがたまるという事を経験しているのなら、プライドを捨ててしまって自分の意識を変えれば、ものすごく楽になります。例えば、
1肩の荷が下りる
2周りの人と上手くいくようになる
3ストレスが減る
4周りが助けてくれる
5考え方が柔軟になる
6人の目が気にならなくなる
7自分を丸ごと受け入れられるようになる
という、嬉しい効果があります。
プライドを捨てろと言われても、簡単に捨てられないもの でも、それを捨てようとしているあなたは、素晴らしい
プライドを捨てたいし、素直になりたいと思っているから、この記事を読んでくださっているんですよね?
プライドを簡単に捨てろと言われても、捨てるのは難しい。ただ、こうやって記事を読み、前進しようとするあなたはとても偉いです。本当はもう、プライドを捨てられているのかもしれませんよ。
自分の非を素直に認め、前に進もう、自分を変えようと思う事はとても勇気のあることです。
そう、あなたは、自分では気が付いていませんが、勇気があり、とても素直な人なのです。
簡単に前に進まなくても、少しずつ手放していけば、人生はよりよいものになっていくでしょう。
今回の記事に参考にした本です。
人を動かす D・カーネギー著
とても厚みのある本で読みごたえがありますが、長年ベストセラーになっている本です。今も昔も悩みは同じなのだなと気が付かせてくれる本です。
関連記事です。仕事でプライドをズタズタに…仕事の悩みを解決
ウメでした。