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金持ちだったから貯金が出来なくなったのよ!~バブル経験者の爪痕~

こんにちは。ウメです。

私が社会人になった時にはバブルは崩壊していました。

バブルを経験した事はないのですが、話は聞いています。

今は、バブル芸人さんが、肩パットのスーツを着て、「しもしも~」と、携帯を持ってネタをしています。いつも、楽しく見ているのですが。

目次

リッチな生活を経験したから、貯められなくなったじゃん!バブル経験が残したもの

バブル体験者の知り合い女性Aさんと話をしました。

バブリーな時は、タクシー代といって、1万円もらうのが当たり前だったり、アパレルで働いたAさんは、数万円するブランドのスーツを「ここから、ここまで買う」と言って札束の現金で支払うお客様ばかりだったと言っていました。

お給料も月に40万円もあったそうです。

Aさんは50代前。

バブリーだった頃は、本当に沢山のお給料をもらっていたそうです。

「かなり貯金が出来たんではないですか?」と私が聞くと、「それが、ローンが沢山出来ちゃったんだ」と言っていました。

どうやら、服を買ったり、色んなものを買ったりしていたそうです。

毎月、お金がたくさんもらえ、収入がどんどん上がると、「まだ、買える。まだ、支払える」と思うんだそうです。

そして、いつの間にか、クレジットでのローンが増えていったそうです。

 

別の知り合いBさんは、

「彼氏からのプレゼントは、いつもルイヴィトンのバッグだった」と言っていました。

バブルが崩壊し、お付き合いする方が変わっていき、プレゼントが変わっていくことにすごく抵抗を感じたと言っていました。

そして、悲しいかな、昔の彼氏からのプレゼントと、今の彼氏からのプレゼントを比較してしまうと言っていました。

好景気はまだまだ続くと思っていると、バブル崩壊の罠

バブルが崩壊しても、しばらくはその生活スタイルが崩せなかったそうです。

私とは職場も違うのですが、Aさんは今、パートで働いています。

節約のために、数年前に煙草をやめて、ギャンブルも辞めたそうです。

そして、「今が一番貧乏なの」と言っていました。

あの時の時代に戻るなら、自分自身に「そんな高いスーツ買うな!そんな肩パットのスーツ捨てるんだから。」と言いたい。と言っていました。

半分笑い話で、楽しく話していたのですが、ここにお金の心理があるようでなりません。

バブル好景気は、誰しもが崩壊するとは思っていなかったでしょう。

そして、「まだ給料が上がる」と誰もが思っていた。

何十万円もする洋服を買うのが当たり前だったり、朝まで高級シャンパンを飲むのが当たり前だったりする。

そして、「貯金をする」という概念すらない時代だったんだと感じました。

バブル好景気を経験できなかったのは、幸運なのではないか

バブル世代の生の声を聞いて、「当たり前だと思うお給料も、当たり前ではないのだなぁ…。」と思ってしまいました。

若い頃は「病気で仕事が出来なくなる」とか「給料はこれから下がる」とか思いませんよね。

今、バブルの話を聞くと、あまりにもかけ離れた次元に「うらやましい。そんなお金がもらえるなら、貯金が沢山出来る」と思ってしまいます。

しかし、それは、私たちが不景気を経験しているからなのです。

もし、バブル時代真っただ中にいれば、それが「当たり前」で貯金をする概念がなかったのです。

その時は、ブランド物で全身を固め、ティファニーのオープンハートのネックレスをつけるのが当たり前。

そして、まさに見栄の張り合いだったんでしょう。

私は、バブルを経験できない事が、逆に貯金をする心理につながったのかもしれないなと思いました。

そして、バブル時代に、バブルを経験できなかった人も、私のようにバブル時代を経験できなかった人も、その方むしろ幸運だと思うようになりました。

バブルが残した爪あと~リッチな経験をすると、すぐに生活は変えられない~

今は、景気が上がってきたという経済学者もいます。しかし、景気が上がっても、実感がないのは、私たちが、すぐに物を買わなくなったからかもしれません。

消費して景気を回復することも大切です。

しかし、今からお給料が上がっても、すぐに私は物を買いません。生活も大きくするつもりもありません。

むしろ貯金をすることに力を注ぎます。

バブル経験者は、バブルが崩壊した後も、すぐに生活を変えられないのです。

お給料は上がらないのに、物を買ってしまう。

結果、お給料が下がり、どんどん残業も減っているのに、「朝までクラブで飲むのが辞められない」「洋服をどんどん買ってしまう」というジレンマになる。

そして、カードローンが増えてしまうのです。

一度、生活水準を上げてしまうと、それを下げるのはとても大変です。
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お金に振り回されないために、ローンの為に働かなくてもいいように、やはり、お金をコントロールする力が必要なのです。

そして、見栄を張らず、自分の必要な物と生活する。

私も、沢山あった、メイク用品を減らし、たったこれだけになりました。

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そして、休みの日は、子供と公園で過ごしたり、農業体験をする。

お金はかからないけど、豊かな休日です。

お金をかけずに豊かな休日を

お金をかけずに豊かな休日を②

こんなシンプルな心理に気が付けたのは、ミニマリストになり、物を減らせたからかも知れません。

例えこれから、好景気がきたとしても、いつも自分の好きな物と、必要な物を少しだけを持つだけでいい。そんなシンプルな生活が楽しい。

むしろ、自由な時間や旅行や自分のしたいことにお金を使いたい。

そう思います。

 

ウメでした。

 

 

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この記事を書いた人

シングルマザーでミニマリスト歴10年以上のウメです。離婚して貯金もできずどん底でしたが、ミニマムな暮らしをしていろんなものを手放したら時間も節約できて、年100万貯められるようになりました。貯金術やミニマムでシンプルな暮らし、シンママの知恵をゆるーく更新していきます。

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