こんにちは。ウメです。
とっても面白い本を読みました。
不安があると、お金がいくらあっても不安は解消できない事実
「不安のしずめ方」と言う本です。
この本を読むと、日本人は他の国より、人に合わせようとしたり、我慢をする傾向があるようです。
そもそも不安とは何なのか?
不安はいくつも種類があるようですが、私がここで伝えたいのは、「将来が不安」と言う場合。
将来、マイホームが買えるだろうか?将来、お金に困らないだろうか?
具体的な行動を起こすわけではなく、ただ将来に不安がある。
不安で、お金を貯めてもいくらあっても不安は解消できない
私達は、老後に3000万は必要だ。とか、教育費には1000万必要だとかいう情報を知っています。今の貯金額では到底足りない。
そこで、人は不安に陥るのです。
しかし、その不安というものは、「変化が怖い」という不安からくるものも多いのだそうです。
人間は、変化するのが怖い。だから、今の環境にしがみつく。
今は、情報化社会です。老後の資金でググれば、色んな金額が出てくるでしょう。
しかし、その全てが正解ではないのです。
お金がなかったら、ないなりの暮らし方をすればいい。
しかし、それは、環境が変化することを意味します。
日本人はそれが怖いのです。
だから、私達は貯金をするのでしょう。でも、不安で貯めたお金に満足することはなく、結局いくら貯めても不安は消えない。
楽しみながら貯金をしよう
どうせ、貯金をするのなら、きつくて我慢しながら貯金をしても仕方がない。そんな節約方法はあまり意味がありません。
それよりは、楽しみながら貯金をした方がいい。
貯金する目的は人それぞれ違います。しかし、ただ、老後の為というよりは、その余剰で、好きな事をすればいい。そう言ったお金の使い方が自分を高めてくれるのだと思います。
すべては自分の責任と覚悟を決める
著書で、自分の人生の責任を自分で取る事の大切さが書かれています。やみくもに不安にならずに、出来る事をすればいい。
そして、不安な感情は手放していく。
ただ、不安だと嘆いても始まりません。その為にどうするか?本当にいくら必要なのか?調べて自分なりの答えを出すことが必要なのです。
そして、生活を小さくすることを恐れない。そうすれば、きっと少ないお金でも生活できるのでしょう。
私も、まだ途中ですが。
不安の乗り越え方
結局、どんなことでも、不安を感じやすい人は、いつも不安になる。でも、そういう心理状況でストレスが貯まらないはずはありません。
しかし、不安がすべていけないのかというと、一概にはそんなこともないんじゃないかと思います。
不安があるから、貯金も増える。その感情を上手く使えば、不安はすべて悪いものでもないと思います。
ただ、不安が根底にあって、その感情のみで動いているのだとしたら、いつまでも苦しいままだと、本の著者が言っているのです。
皆と同じくらい貯めておきたいから、貯金する。
漠然と将来が不安だから、貯金する。
もしかしたら、リストラにあうかもしれないから、貯金する。
こういった、不安の要素が私にも、あります。
しかし、漠然と不安になり、やみくもに貯金をしても、満足感は得られないのです。
500万円貯めても、もっと貯めている人をみれば、「これではいけない。」と思って、貯金すること自体が目的となってしまう。
貯金が沢山あるのに、「お金が減ることが不安」という理由で、好きな事にお金を使えない。
どうしても、将来のお金の事って気になりますよね。でも、調べたり、計算することでちょっと安心できるのではないでしょうか?つまり、不安を乗り越えるためには、具体的な行動をすることが必要だという事です。
もし、家計簿がいつも赤字なら、固定費を削減する行動を行う、ランチは3日に1回はお弁当を作る。
また、交際費が高すぎるなら、飲み会を3回に1回は断るなど。
具体的に動くことで不安が解消されるのです。
不安を乗り越えると
不安にはいくつかの要素があるようです。でも、先を心配し過ぎて不安になりすぎると、お金を使う事が怖くなります。
しかし、お金は自分が楽しむため、生活の為に使うものです。
この本は、古い本ですが、不安の解消方法が詳しく乗っています。不安がある人にきっと役に立つ、おすすめの一冊です。
不安のしずめ方―人生に疲れきる前に読む心理学 (PHP文庫)
自分の感情を抑え、人に合わせてしまう方にも良い本です。
ウメでした。